【特定】エボラ流行は一人の「ヒーラーの存在」 医療当局者

【特定】エボラ流行は一人の「ヒーラーの存在」 医療当局者
感染拡大し続けるエボラウィルス
感染拡大し続けるエボラウィルス

右斜め上の見方をすれば、確かに嘘をついて人心を惑わせたのはいけないとは思うが、この女性もウィルスの被害者である。代償も払っている。ヒーラーというのも本当かもしれない。
ただ、感染を拡大させたのはあくまでギニアから来た無知な人々であって、この女性ではない。
無知は罪とよく言われるが、この事もそのたぐいに漏れない様だ。

シエラレオネでのエボラウイルス感染拡大は、エボラ出血熱を治癒する特殊な能力を持つと主張していたある一人の「ヒーラー(治療師)」によってもたらされた。同国東部ケネマ(Kenema)地区の医療当局者がAFPに語った。

ケネマ地区の医療当局責任者、モハメド・バンディ(Mohamed Vandi)氏はAFPの取材に対し、ギニアからエボラウイルスが持ち込まれた原因は、東部国境沿いのソコマ(Sokoma)村のヒーラーだったと述べる。

バンディ氏は「このヒーラーの女性は、特別な治癒能力を持っていると主張していた。そのため隣国ギニアからエボラウイルスの感染者たちが彼女の治療を受けようとシエラレオネに入ってきた」と話した。また「本人は(エボラに)感染して死亡した。そして彼女の葬儀に集まった近隣の町の女性たちが感染した」とも付け加えている。

バンディ氏によると、国内での感染はこの女性たちから連鎖反応的に広がったという。そして6月17日、エボラウイルスがケネマに到達し、以降の大流行につながった。

今年初めにギニア南部での感染が確認されたエボラ出血熱は、まずリベリアへと広がり、5月にはシエラレオネでも確認された。

参考:http://www.afpbb.com/articles/-/3023696

科学・医学カテゴリの最新記事

Verified by MonsterInsights