クリミア住民投票締め切り! 米政府「結果認められない」

クリミア住民投票締め切り! 米政府「結果認められない」

 

ウクライナ南部・クリミア自治共和国のロシアへの編入の賛否を問う住民投票が終了した。ロシアへの編入が承認されるのは、確実な情勢。
投票終了から、およそ3時間がすぎたシンフェロポリ市内では、早くもロシアの国旗を身にまとうなどして、編入を歓迎する住民の姿が多く見られた。
ロシア系住民が6割以上を占める中、ロシアの国営放送は、賛成票が95.5%にのぼったと報じた。
こうしたことを受けてか、シンフェロポリ市内の広場では、投票締め切り時間を前に、ロシアを支持する数千人規模の住民が集まり、周辺の道路も通行止めになる事態となった。
暫定結果は、17日にも公表される見通しで、クリミア最高議会は、直ちに編入に向けた行動計画の策定を進めるとしている。

しかし、ウクライナの暫定政権は、投票そのものを認めていない立場で、今後、対立がさらに深まるおそれがある。

 

ウクライナ南部・クリミア自治共和国のロシアへの編入の賛否を問う住民投票が終了した。
こうした中、アメリカ・ホワイトハウスは、住民投票終了と同時に「結果を認められない」とする声明を発表した。
声明は「投票は、ウクライナの憲法に反する」と、あらためて指摘したうえで、「ロシアの軍事介入という脅威のもとで行われた住民投票の結果を、アメリカも国際社会も受け入れない。他国の領土を強制的に手に入れようとするのを、黙って見過ごす時代ではない」と、ロシアに対し、追加制裁の実施を警告した。
一方、ロシアのプーチン大統領は日本時間17日午前、アメリカのオバマ大統領と電話で会談し、「クリミアの住民投票は、国際法にのっとったものだ」と、正当性を主張している。

菅義偉官房長官も17日、午前の閣議後会見で、ロシア編入の是非を問うクリミア半島で実施された住民投票の結果について承認しないと述べた。クリミア住民投票はウクライナ憲法に違反との見解を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140317-00000009-reut-eurp

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