アメリカ合衆国議会が国璽を決定
アメリカ合衆国の国章
アメリカ合衆国の国章として事実上使われている図柄である。
上の図柄は、アメリカ合衆国の国璽
(Great Seal of the United States)
の表面の図柄に彩色したものであり、
実際はイメージを正確に記述された文書によって、
1782年6月20日に議会で採択された。
はてさて、皆さんはグレートシールと聞いてもピンと来ないのではないだろうか?
わたしだけ?w
グレーとシールとは国璽(こくじ)とも言うが、外交文書など、国家の重要文書に押される、国家の表徴として押す璽(印章または印影)のことである。
勿論、日本も有ります。
皆が知っている菊の紋が国章(グレートシール)です。
グレートシール
実は、アメリカ合衆国は公式に「国章 (national coat of arms)」を定めたことは一度もない。
しかし、国璽の図柄がパスポートなどさまざまな場面で用いられ、事実上の国章とみなされている。
USドルの25¢の裏面やすべての紙幣にも描かれている(一部がアレンジされている)。
アメリカ合衆国の国璽は(イギリスの国璽同様)、平らな円盤状で、実物は国務長官が保管している。
国璽の実物には色は付いていないが、その図柄を国章として使う場合の色は公式に定められている。
図柄
ハクトウワシが翼を広げたものが描かれている。
ワシは13枚の葉のついたオリーブの枝と13本の矢とをそれぞれの足に握り、「戦争と平和」および「平和への願い」を表している。
またワシの頭はオリーブの枝のほうに向けられ、戦争のない平和な世界を願った思いがこめられている。
ワシは合衆国のモットーである
「E Pluribus Unum
(ラテン語: 多数から一つへ)」
が書かれた布をくわえている。
ワシの頭上には「栄光」を表す13個の星が青地の中に輝いている。
13個の星は六芒星の形に並べられている。
この国章の上方には13の星、ワシの胸にある盾には13のストライプ、ワシが左方に持っているオリーブの葉は13葉、右方に持っている矢の数は13本、モットーも13文字になっている。
すべてが13なのは、アメリカが独立したときの州の数が13州だったためと考えられる。
ほんとうかなぁ~?
また、ここからが面白い。
グレートシール裏面の存在はあまり知られていないからだ。
まさか印章に裏面があるとは誰も思わないよね~。
裏側
アメリカ合衆国の国璽には裏面がある。
煉瓦造りの13層のピラミッド型四角錐の上に目玉(プロビデンスの目)が描かれている。
プロビデンスの目は周りを監視し、ピラミッドは新しく生まれた国家の光を浴びることを示したため、描かれた。
裏面の下部にあるラテン語 Novus ordo seclorum はウェルギリウスの言葉から取られたもので、
「この時代の新しい秩序
(a new order of the ages)」
を意味し、
それに対して上部にやはりラテン語で Annuit cœptis
「(神は我々の) 意図をお認めになった
(approved of undertakings)」
と書かれている。
またピラミッドの底部にある「MDCCLXXVI」はローマ数字で1776、つまりアメリカ合衆国の独立宣言の年を示している。
(M=1000, D=500, C=100, C=100, L=50, X=10, X=10, V=5, I=1 を全部加えると1776である)
この国璽裏面のデザインが、フリーメーソンの紋章と似ているとして、アメリカはフリーメーソン、ひいてはユダヤ人により支配されている、という都市伝説が、主に陰謀論者によって流布されたとされている。
これだけ手の込んだデザインなら他に何かあるんじゃね?
と、思われても不思議ではないよねw
抜粋:http://tiny.cc/iwzkzx(wikipedia)より