マレーシアの航空管理当局によれば、8日未明に消息を絶ったマレーシア航空機の捜索には、9日夜までに同国や中国、ベトナム、シンガポール、フィリピン、米国、オーストラリア、インドネシアといった国の捜索隊が参加し、飛行機34機、船40隻が出ている。捜索の範囲はマラッカ海峡周辺地域まで拡大した。北京青年報が10日伝えた。 航空管理当局が9日夜に行った記者会見では、ベトナム海域で見つかった漂流物について、不明機とは関係がないとの見方が示された。またマレーシア・クランタン州から185キロメートルの海域で発見された油膜については、マレーシア当局が調べを進めているという。
またマレーシア空軍によれば、レーダーの記録から不明機は消息を絶つ前に引き返そうとした形跡がみられ、その後にレーダーから消えた。異常を示す信号は受信していないという。 マレーシア国家気象局によると、同機がレーダーから消えた当時、現場海域では飛行に影響するような気象現象は確認されていない。