ベトナム沖で行方不明のマレーシア航空の飛行機、推測では墜落

ベトナム沖で行方不明のマレーシア航空の飛行機、推測では墜落

クアラルンプール/ハノイ(ロイター) – 227人の乗客と12乗組員を乗せたマレーシア航空は、土曜日ベトナム沖で行方不明になり墜落したものと推定されています。

悪天候の中、北京、クアラルンプールから離陸した後のボーイング777-200ERは約一時間後、レーダー画面から消えました。破壊活動やテロ攻撃の兆候は認められなかった。
【人為的事故の可能性】

前回の事故
2012年8月10日撮影、上海・浦東国際空港

8日未明に消息を絶った370便のボーイング777型機は、2012年に上海の浦東国際空港で別の航空機と接触し主翼の先端を破損したことがあり「主翼先端の約1メートルが破損してちぎれたが、ボーイングが修理した上で安全だと確認し、関係当局も承認していた。飛行しても安全だった」と述べた。マレーシア当局は「機体は、消息を絶つ前に、引き返した可能性もある」と述べた。何らかの異常が生じたのかもしれない。また匿名米政府関係者の情報では南シナ海上空で行方不明になったマレーシア航空機について、米国防総省の「予備的監視データ」によれば、海上で爆発はしていないとのこと。
【テロの可能性】
マレーシア政府が搭乗者4人について調べを進めていると公表したことから、保安面で問題があったのではないかとの不安が高まった。マレーシア当局は9日、テロの可能性を視野に入れて捜査を開始したことを明らかにし、FBIも捜査に乗り出している。

墜落予想位置

ヨーロッパのニュース報道や関係者は、航空機内に少なくとも2人盗難されたパスポートを持っていた人物がいる可能性があると述べた。 航空会社が提供する乗客リストにはオーストリア人のクリスチャン・コゼル(Christian Kozel)さん(30)とイタリア人のルイージ・マラルディ(Luigi Maraldi)さん(37)の2人については、過去に盗まれたパスポートが何者かに悪用された可能性が当局や報道によって指摘されている。2人は実際にはMH370便に乗っていなかったことが確認されており、コゼルさんは2012年、マラルディさんは昨年、いずれもタイでパスポート盗難に遭っていた。新聞Corriere Della Seraによるとオーストリアの外務省がコゼルさんのパスポートはタイを旅行中の2年前の8月盗まれたことを報告した。 航空機の失踪の可能性説明を求められ、マレーシア航空のCEOであるAhmad Jauhari Yahya は「我々はあらゆる可能性を排除していません」と記者会見で語った。 行方不明になってから今も残骸は確認されていません。
捜査は夜を徹して続けられていると当局者は語った。ベトナムの沿岸警備隊が油膜とその海岸線の煙を確認していたが、行方不明の航空機のものなのか明確ではないと述べた。 また石油の流出は約15キロの長さであるとし、これが事故と確認されれば、おそらく19年前にサービスを入ってから米国の旅客機史上の最悪の事故となるでしょう。そしてそれはボーイング777では二度目の死亡事故になるでしょう。 最初の事故は2013年7月にアシアナ航空のボーイング777-200ERがサンフランシスコに不時着したもので、 3人の乗客が死亡し、180以上が負傷した。 ボーイング社は、状況を監視していたと述べたが、それ以上のコメントがありませんでした。

マレーシアのナジブ首相ラザクは、クアラルンプールで記者団に対し「捜索救助の要請がある限り、必要に応じて捜査を継続する」とし、空軍の航空機15機・海軍の船6隻・沿岸警備船3隻で捜索中だと述べた。

ベトナムフーコック島からは海軍艇を2隻派遣し行方不明の旅客機を捜索、ホーチミン市からはジェット2機とヘリコプター1機を送った。なお、探索強化するためにさらに飛行機7機・ボート9隻の準備を進めた。 ベトナムとマレーシアの捜索隊以外にも、中国、フィリピンも支援する船を送った。米国、フィリピン、シンガポールは、軍用機を派遣した。

中国の外務大臣王毅は航空機の動向について「極めて心配だ」と北京で記者団に語った。

マレーシア海事執行機関からの捜索救助船は航空機がレーダーから消えた地点に午後4時30分現地時間(0830 GMT)到着したとマレーシア海上法令執行庁はロイターに語った。

ロールスロイス·トレントエンジンを搭載11年目のボーイング777は、クアラルンプール国際空港から0:40 (1640 GMT金曜日)に離陸し、救難信号なしで行方不明になったときには明らかに良い気象条件で飛んでいた と話している。

2009年6月1日に南大西洋に墜落したエールフランス航空の場合は搭乗者すべての228人が死亡。それは消息を絶ってから2日後に発見された。

航空会社は14カ国からの人々少なくとも、152人の中国、38人のマレーシア人、7人インドネシア人、6人のオーストラリア人、5人のインド人、4人のフランス人、3人のアメリカ人を含め、227人の乗客が乗っていたとしている。飛行追跡ウェブサイトflightaware.comでは航空機が離陸した後、マレーシア経由で北東飛んだ後35000フィートの高度までの上昇が確認されたがそれ以降の安定飛行中に、ウェブサイトの追跡記録から消えた。

クアラルンプールではマレーシア航空は、まだ確認されていない事故現場に向かう準備するためにパスポートを持って国際空港に来て下さいと乗客の親族のに語った。集まった約20〜30家族は、治安当局によって守られた空港でのVIPルームで待機している。

マレーシア航空は、アジア太平洋地域でのフルサービスのキャリアの中で最高の安全記録を持っています。 それでもやはり事故は避けられないのだと思いました。

http://news.yahoo.com/malaysia-airlines-loses-contact-beijing-bound-flight-carrying-010217680–finance.html 抜粋 訳:BADBOYS
追加参考資料:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000034-jij_afp-int

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