行方不明のマレーシア航空機について、オーストラリア当局が、インド洋で何らかの物体を発見したと発表した。機体の残骸の可能性があり、確認作業に乗り出した。
オーストラリア当局は、インド洋上で、全長20メートル以上の物体などが見つかったと発表した。
行方不明機の一部の可能性があることから、空軍機が確認作業にあたっている。
マレーシア当局へは、クアラルンプール近郊で、オーストラリアの大使が運輸相代行らと面会し、状況を報告したとみられる。
マレーシア運輸相代行は「中国の衛星写真の時のように、オーストラリア当局の確認作業に協力したい」と述べた。
マレーシア航空機をめぐり、オーストラリア当局は、オーストラリアから西へ2,500kmほどのインド洋上を捜索していた。
オーストラリア海洋安全庁（ＡＭＳＡ）は２０日、衛星が捉えた不明のマレーシア機の残骸の可能性がある２つの画像は「不明瞭」だとの見方を示した。物体の大きさは最大２４メートル程度という。ＡＭＳＡ幹部は記者団に対し、「相当なサイズの物体で、恐らく波にもまれて浮き沈みしている」と述べた。
南インド洋にある捜索範囲の南方のエリアに、オーストラリアは捜索機４機と捜索艇２隻を派遣。
天候は穏やかだが、捜索海域は数千メートルの深さがあり、視界不良で捜索に支障が出ることが予想されるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140320-00000070-jij-asia
