【今日の歴史】1956年9月13日の事

【今日の歴史】1956年9月13日の事
IBM350
IBM350

IBMがハードディスクIBM 350発表

IBM 350は、IBM RAMAC 305の一部であり、そのコンピュータはディスク記憶技術を世界にもたらした。
IBMは1956年9月13日に、IBM 350を、RAMAC 305およびRAM 650コンピュータシステムの一部として公式に発表した。
RAMACとはRandom Access Method of Accounting and Controlの略である。

その設計はビジネスにおけるリアルタイム計算の必要性を意図していた。
350は500万字の7ビットでパリティビットを加えた6ビット(文字約4.4メガバイト)を保存し、それは50枚の24インチ(直径610mm)の磁気ディスクを備え、 ディスク表面にはそれぞれ100のトラックがあった。
ディスクは1200 RPMで回転し、データ転送速度は8,800字/秒だった。
2個の独立しているアクセスアームが、ディスクを選択するためにサーボ制御によって昇降する機構を持っていた。
3番目のアクセスアームはオプションだった。

IBM RAMAC 305システム
IBM RAMAC 305システム

いくつかの改善されたモデルが1950年代に追加された。
IBM 350を搭載したIBM RAMAC 305システムは月額3,200ドルでリースされた。
350は1969年には公式に販売停止となった。

350のキャビネット(筐体)は、長さ60インチ(152cm)、高さ68インチ(172cm)、奥行き29インチ(74cm)だった。
IBMは、その製品がすべて標準29.5インチ(75cm)の戸口を通り抜けなければならないという厳しいルールを持っていた。
350の磁気ディスク(プラッタ)は水平にマウントされたので、このルールにより搭載されるディスクの最大直径が決定された。

カリー・マンス(IBMのディスク部門を買収した日立グローバルストレージテクノロジーズの副社長)は、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューにおいて、
「RAMACユニットは1トン以上の重量があり、フォークリフトで動かされなければならなく、大きな貨物機によって運ばれた。ドライブの記憶容量は5メガバイトを越えて増強されたかもしれないが、IBMの営業部はより大きなキャパシティーのドライブを搭載した製品に反対した。」と述べた。

2006年現在、カリフォルニア州マウンテンビューのコンピュータ歴史博物館に、RAMACディスクドライブ装置が保管されている(オリジナルの制御回路は含まれていない)。

抜粋:http://ul.lc/4xue(wikipedia)より

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