診断が簡単になるのは良いことだ。しかし、どこかの歯医者さんのように器具の不衛生には気をつけてほしいものだ。
指先から血をごく微量採り、短時間で済む。2050万人と言われる糖尿病患者とその予備群。病気に気づかない人が多いなか、早期発見・治療につなげようという取り組みだ。
【自分で針刺し採血】
今月、足立区のJR綾瀬駅前の「あやせ薬局本店」。社会人2年目の医療機器メーカー社員福本貴大さん(23)は飛び込みで営業に訪れた。薬剤師の長井彰子さんに糖尿病の簡易検査を受けるよう勧められ、「実家を離れてから暴飲暴食気味なんです」。
福本さんは長井さんの説明に従って、自分で左手の中指の先に小さな針を刺した。記者も試したが、チクッとする程度だ。
必要な血液はわずか千分の1ミリリットル。血を細い管で吸い取り、検査装置(幅23センチ、奥行き・高さ27センチ)に入れる。待つこと6分。血液中の「ヘモグロビン(Hb)A1c(エーワンシー)」の値が出る。
HbA1cは赤血球のたんぱくであるヘモグロビンとブドウ糖が結合したもの。食事などの影響を受けないため、直近1~2カ月間の平均的な血糖値を推定できる。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140524-00000035-asahi-soci