【今日の歴史】1947年7月22日の事【独立の糸車】

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Flag of India1947年に制定された国旗
出典:wikimedia

インドの国旗が制定される

インドの国旗は、サフラン
横三色の中央に「アショーカ・チャクラ」という
法輪を配した旗
サフランはヒンドゥー教
緑はイスラム教
白は2宗教の和解とその他の宗教を表す。

1921年に策定された旗出典:ja.wikipedia.org
1921年に策定された旗
出典:ja.wikipedia.org

イギリス支配下からの独立を目指したガンディーは、1921年にインド国民会議に対してスワラージの象徴としての旗のデザインを提案した。

スワラージとは
インドの言葉で自治や独立を意味する言葉。

最初の旗(↑の旗)のストライプに、スワラージの中心であった「糸車運動」に使われた糸車を配したものであった。

糸車運動とは
第一次世界大戦後は、インドは綿製品の生産地でしたが、安価なイギリス綿製品がはいってくると、だれもがイギリス綿製品を使う様になりインド綿生産はどんどん下降して行きました。
しかし、ガンディーはインド綿を再生させていくことでイギリスへの抗議運動としました。
それがイギリス製品の綿製品を着用せず、伝統的な手法によるインドの綿製品を着用することを呼びかけるなど、不買運動へと発展し、後に「糸車運動」と呼ばれるようになります。
その他に「塩の行進」と呼ばれるイギリスの塩税に抗議した運動も有名です。

1931年に国民会議は新たなスワラージ旗を策定した。

それは現在のインド国旗と同じサフランのストライプに、青の糸車を配したものであった。(↓)

1931 Flag of India1931年に策定された旗
出典:wikimedia

独立目前となって、制憲議会においてインド国旗の制定作業が行われた。

ラージェーンドラ・プラサード、 アブル · カラム · アザド、チャクラバルティ・ラージャゴーパーラーチャーリア、ビームラーオ・アンベードカルらの国旗制定委員会6月23日スワラージ旗を元にした新国旗を策定したが、国旗のシンボルは特定の共同体や運動を代表するものであってはならないという判断により、糸車のかわりに仏教のダルマ(法)を意味する「アショーカ・チャクラ」を配することとなった。

ガンディーは糸車の排除に不服であったが結局これを受け入れた。

その後、3つのデザインの中から。。。

1947年7月22日制憲議会でネルーによって提案されたデザインが、満場一致で採用が可決された。

ネルーとは
マハトマ・ガンディーとともにインド独立運動の最も著名な指導者であり、独立を達成したインドの初代首相。

1947年8月15日インドはインド連邦として実質的な独立を果たすこととなる。

抜粋:http://ul.lc/4t7d(wikipedia)より

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