【今日の歴史】1851年6月5日の事【アンクル・トムの小屋】

奴隷制度廃止運動家の新聞『National Era』で連載開始。
奴隷制度廃止運動家の新聞『National Era』
で連載開始。
出典:miruhon.net

『アンクル・トムの小屋』連載開始

アンクル・トムの小屋
(Uncle Tom’s Cabin)
アメリカ合衆国のストウ夫人
(ハリエット・ビーチャー・ストウ)の小説。
「トムじいの小屋」、または
原題どおり「アンクル・トムズ・キャビン」

ハリエット・ビーチャー・ストウの小説『アンクル・トムの小屋』が奴隷制度廃止運動家の新聞『National Era』で1851年6月5日連載開始

アンクル・トムのモデルとなった
ジョサイア・ヘンソン
出典:Uncle Tom’s Cabin Historic Site

概要
本作は初老の黒人奴隷トムの数奇で不幸な半生を描いている。
シェルビー家に仕えていた黒人奴隷トムは、主人の息子ジョージから慕われて幸福な日々を送っていたが、そのシェルビー家が困窮したためにジョージと別れて売られていくことになる。

売られていく途中、船で出会った白人少女のエヴァンジェリンを救ったことで仲良くなり、彼女に友達として愛される。

しかし、その後エヴァンジェリンは病死し、トムの理解者だったエヴァンジェリンの父も事故死してしまい、トムは奴隷に冷たかったエヴァンジェリンの母によって悪辣な農場主レグリーに売られてしまう。

レグリーの元で残虐な扱いを受けたトムは、最後にはレグリーに暴行されて死亡する。

死の直前にトムは、彼を買い戻しに駆けつけたジョージと再会し、そのジョージによって丁重に葬られた。

ジョージは奴隷解放、制度廃止の運動に身を投じる。

この作品はトムの受難に関するものと、トムと一緒に売られそうになったハリー坊やとその両親がカナダに逃げ延びるまでのものとの二本立てになっており、後者は子供向けに翻案された作品では省かれていることが多い。

作者

ハリエット・ビーチャー・ストウ出典:wikimedia.org
ハリエット・ビーチャー・ストウ
出典:wikimedia.org

ハリエット・エリザベス・ビーチャー・ストウ
Harriet Elizabeth Beecher Stowe
(1811年6月14日 – 1896年7月1日)

アメリカ合衆国の奴隷制廃止論者であり、10冊以上の本を執筆した作家でもある。

代表作『アンクル・トムの小屋 Uncle Tom’s Cabin』は奴隷の生活について描かれた物語であり、最初は1851年から1852年にかけて奴隷制廃止論者の団体において雑誌連載形式で発表された。

第2作『ドレッド Dred: A Tale of the Great Dismal Swamp』も、奴隷制に反対する物語である。

男女同権が進んでいなかった20世紀後半まではストウ夫人とも呼ばれた。

宗教作品として
この作品は黒人奴隷問題の摘発の書として知られているが、キリスト教色の非常に濃い宗教小説との評価もある。
エヴァンジェリンを天使レグリーを悪魔と見立てた上で、受難しそれを耐え忍び、自らを殺そうとするレグリーをも赦し、二人の凶暴な男に囲まれて亡くなるというトムの最期は、イエス・キリストをモチーフとする解釈も可能である。

エヴァンジェリンにしても、ただ幼い死によって話の悲劇性を際立たせるだけの存在ではなく、年齢の近い黒人少女トプシーの精神を救い、その様は周囲の大人をも感化する小さな伝道者(エヴァンジェリスト)と解釈できるのである。

トムの従順な態度は一見脆弱な存在に映ることもあるが、実際にはイエス・キリストの受難になぞらえているのであって、作品自体はけっしてトムを弱い存在として描こうとはしていない。

豆知識
日本では1897年から翌年にかけて、國民新聞に連載小説として掲載された。
当時の邦題「トムの茅屋」であった。

現在、黒人の間で通常「アンクル・トム」は「白人に媚を売る黒人」、「卑屈で白人に従順な黒人」という軽蔑的な形容を意味する。

この本の出版後奴隷制支持者たちによるアンチ本が多数出版された。

それらは『優しい主人の元で幸せな生活を送る黒人奴隷』といった内容がほとんどで、当然ながら文学的に評価されて後世に伝わった作品は1つもないと言われている。

アンクル・トムのキャビン【Kobo】
新訳アンクル・トムの小屋 他【普通書籍】

抜粋:http://ul.lc/4nyc(wikipedia)

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