「汚名挽回」は誤用じゃなかった!

「汚名挽回」は誤用じゃなかった!
三省堂国語辞典にも説明が
三省堂国語辞典にも説明が

これは「汚名挽回」と言う言葉よりも、「挽回」という言葉に本質的な意味についての議論が必要?
挽回という言葉が状態を元に戻す言葉なのか、副詞的な意味で前述したものをもとに戻すのか議論が分かれそうだが、どうなんだろうか。

間違った日本語の代表的な例に挙げられる「汚名挽回」。「名誉挽回」との混同で「汚名を取り戻してどうするんだよ」とツッコまれやすい言葉ですが、実は「汚名挽回」も誤用ではない、と国語辞典編纂(へんさん)者の飯間浩明さんがツイートして話題になっています。
挽回」には「元に戻す」という意味があるため、「汚名の状態を元に戻す」と解釈できるとのこと。つまり意味としては「汚名返上」と同様に使うことが可能で、「疲労回復」の使い方をイメージするとわかりやすいそうです。以前は「汚名挽回」も普通に使われていましたが、1976年頃から誤用説が広まったというのが飯間さんの考えで、最新の三省堂国語辞典(七版)には「誤用ではない」とはっきり書かれています。

Twitter上では「間違いじゃなかったのか!」と驚く人がいる一方、「やはりどうもしっくりこない」「混乱する」という声も。「挽回」という言葉の意味についてもさまざまな議論に発展しており、Togetterにまとめられています。

参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140502-00000030-it_nlab-sci

三省堂国語辞典/見坊豪紀/市川孝/飛田良文
カシオ エクスワード 電子辞書 XD-80AN
例解新国語辞典/林四郎/篠崎晃一/相澤正夫

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