「もう帰りたくない!」移民華人の“三行半”に賛否両論

「もう帰りたくない!」移民華人の“三行半”に賛否両論

 

日本の企業で働いているとみられるこの移民女性は、「2週間の出張で北京に返ってきたが、粉じん中毒になった。帰りの便を変更して、早めに日本に帰る」という書き出しで、中国に居たくない理由を列挙する。
日本の企業で働いているとみられるこの移民女性は、「2週間の出張で北京に返ってきたが、粉じん中毒になった。帰りの便を変更して、早めに日本に帰る」という書き出しで、中国に居たくない理由を列挙する。

日本で働いている華人がよく言う事は、食べ物が美味しい、母国の人とは結婚したくない(男性は暴力的、女性はワガママ)、治安がいい、真面目な人が多い。大抵この4つであるが、最近では公害や経済・社会の不安などを挙げる人も多くなってきている。日本は誇るべき国ではあるが、他国に学ぶことも多い。良い所は、他文化であってももっと積極的に取り入れるべきだと思う。自国のことは他国で生活してみて初めてわかる事のほうが多い。立場は違えど、下記の移民が良い例だとおもう。

移民の1人が最近、中国のネット掲示板に、「なぜ中国に帰りたくないか」と題した文章を投稿した。移民華人が祖国に三行半を突き付けたような内容だが、これが中国ネットユーザーたちの複雑な反響を招いている。
現在は日本の企業で働いているとみられるこの移民女性は、「2週間の出張で北京に返ってきたが、粉じん中毒になった。帰りの便を変更して、早めに日本に帰る」という書き出しで、中国に居たくない理由を列挙する。
批判の矛先は中国の環境の悪さや役所の窓口の態度の悪さ、人種差別意識など。以下のようなエピソードを紹介しているが、いくつかは日本と比較して中国の現状を嘆いたものだ。

身分証の更新のために北京の戸籍係に呼ばれていくと、3週間後に取りに来るように言われた。私が『もう少し早くできませんか?』と聞くと、担当者は煩わしそうに「ダメダメ!なんであなたのために急がなきゃいけないの?」と言った。3週間後は国内にいないので、代わりにおじが受け取ってもいいかと問うと、『おじさんの指にあなたの指紋があるの?」など、まともな返答が全くないうえに、いちいち声が大きい。もし日本の公務員がこんな応対をしたら次の日には仕事を失ってるだろう

「秦皇島(河北省)の海辺で、きれいに着飾った可愛い子どもがゴミを投げ捨てていた。両親も何も言わない。一瞬でその子の顔が憎たらしく見えた。中国人に悪魔と思われている日本人が、どれほど子どもたちに環境を大切にするよう教育しているかを思い出した

「河北省で日本人の同僚とタクシーに乗ったら、15元程度の距離なのに運転手が日本人に50元を要求した。横から高すぎるので20元にするように言うと、運転手は20元を受け取りながら私に『売国奴』と言った」

「ある工場で、国営企業の人が部下に『米国はもうすぐ終わりだし、欧州もダメ。中国はもうすぐ日本やドイツを超える。すでにGDPは日本を超えている』と話していた。彼はその後、解散して誰もいなくなると私に『20代の息子を移民させてやりたいのだけれど、どうすればいい?』と聞いてきた」

「米国人の同僚と取引先に行った時、彼らは私たちと酒を飲みながら『白人を連れてきてくれてよかった。XX社のエンジニアは黒人だ』と。私の同僚はあからさまな人種差別にうんざりしていた」

「空港に向かう高速道路で、大型トラックが出口を間違えて全速でバックしてくるのを見た。私は『高速道路でバック?ウソでしょ?』と叫んだが、同乗していた日本人は『夢であって欲しいけど、夢ではない。中国人怖すぎ・・・』と驚いていた」

これらのエピソードの後、投稿者は「親戚や友人からはよく『外国の社会に溶け込める?」と聞かれるが、私はいつも心の中で『中国より日本の方が溶け込みやすい』と思っているが口には出せない」「異郷で過ごす最大の悲哀は、“異郷はいつまでも異郷、故郷も知らぬ間に異郷になっている”ことだ」と文章を締めくくっている。

これに対して、中国ネットユーザーからは「同感だ。よく書けてる」といった賛成意見が寄せられる一方、「もう帰ってくるな」といった反発も出ている。さらに、「中国もゴミの分類を日本に学ぶなど、最近は少しずつ良くなっている。ただ、時間が必要だ」「新中国成立から何年たってる?時間が必要っていうのは役人答弁だ!」といった議論にも発展している。

抜粋:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140408-00000002-xinhua-cn

 

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