【今日の歴史】1953年10月29日の事

【今日の歴史】1953年10月29日の事
「天才ピアニスト」と呼ばれていたウィリアム・カペル
「天才ピアニスト」と呼ばれていたウィリアム・カペル

英連邦太平洋航空304便墜落事故

英連邦太平洋航空304便墜落事故 (BCPA Flight 304) とは、アメリカ合衆国のサンフランシスコで発生した航空事故である。

当時世界的な「天才ピアニスト」と呼ばれていたウィリアム・カペルが当該機に搭乗しており犠牲になった。

概要
英連邦太平洋航空304便は、オーストラリアから北米を結ぶ路線で、ダグラスDC-6、愛称 Resolution(機体記号:VH-BPE)で運航されていた。
1953年10月29日、同便はシドニーからナンディ(フィジー)、カントン島、ホノルルに寄航した後、サンフランシスコ国際空港への着陸アプローチ中に墜落し、乗員乗客 19 人が死亡した。

事故原因
事故機となった DC-6 の定期便には、乗員 8 人と乗客 11 人が搭乗しており、収納能力からすると搭乗率はかなり低かった。
ホノルルから 9 時間 25 分の飛行時間の後でサンフランシスコの海岸に近づいた午前 8 時 7 分(以下現地時間)に、機長は管制塔に連絡した。
そのとき彼は有視界飛行をしており、高度 500 フィートよりも下が雲に覆われていると通報した。

午前 8 時 15 分に、304 便は降下を始めたが、午前 8 時 44 分に標高 1,950 フィートの山地に激突した。機体は半マイルの範囲に飛散していた。

民間航空委員会による事故調査によれば、当時現場付近はサンフランシスコ特有の朝霧に覆われており、地表の様子はわかりにくかった。
にもかかわらず 304 便は計器着陸による決められた着陸アプローチを行っていなかったとして、パイロットミスによる事故と断定された。

ウィリアム・カペル
(William Kapell, 1922年9月20日 – 1953年10月29日)は、アメリカ合衆国のピアノ奏者。ニューヨークでロシア系ユダヤ人の家系に生まれ、当地でドロテア・アンダーソン・ラフォレットに師事した後、フィラデルフィア音楽院及びジュリアード音楽院でオルガ・サマロフに師事した。

音楽評論家のハロルド・ショーンバーグに「第2次世界大戦終焉後世代における最も有望なアメリカ人ピアニスト」と称されたが、飛行機事故(英連邦太平洋航空304便墜落事故)により31歳の若さで没した。
直接的で透明感のある力強い演奏と、卓越した技巧、幅広く冒険心溢れるレパートリーが特徴だった。

抜粋:http://ul.lc/5481(wikipedia)より

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