【今日の歴史】1950年10月2日の事

【今日の歴史】1950年10月2日の事
チャールズ・M・シュルツ氏
チャールズ・M・シュルツ氏

漫画『ピーナッツ』の連載開始

『ピーナッツ』(英: Peanuts)は、アメリカの漫画家チャールズ・M・シュルツによる漫画、およびそれを原作とするアニメ作品。

1950年10月2日から連載開始(1947年から1950年まで本作の前身である『リル・フォークス』が連載された)。
最後の掲載は、デイリー版が2000年1月3日、日曜版が作者シュルツが死去した翌日の同年2月13日だった。

概説
掲載された雑誌は2000誌を越え、世界75カ国・21言語で3億5500万人以上の読者を持ち、コミックの総発行部数は3億部を越える人気作品である。
エージェントはユナイテッド・フィーチャー・シンジケーツ(現・ユナイテッド・メディア)を経て現在(2011年頃からか)はピーナッツ・ワールドワイドLLC。
基本は月曜から土曜の新聞に4コマ漫画、日曜版に若干長いバージョンが載せられていたが、前者については1980年代後半からはコマ割が一定しない(1 – 5コマまで)形になった。

タイトルには「ピーナッツでも食べながら、気軽に読める漫画」にしたいという作者の願いが込められていたという説があるが、シュルツはこれを否定し、タイトルはユナイテッドがシュルツに相談せず、勝手に決めたことを明らかにしている。
英語の peanuts(ピーナッツ) とは「つまらないもの、取るに足らないもの」といった意味があり、シュルツはこれを踏まえて「だから、私はこのタイトルに決まった時は不満だった」と語っている。
彼自身はタイトルを『Good Ol’ Charlie Brown』(後年になってから、このタイトルも併記していた時期がかなりある)もしくは『Charlie Brown』とするか、でなければ、この作品の前身・原型である『Li’l Folks(小さな人々)』をそのまま使いたかったという。

主人公のチャーリー・ブラウンと、彼の飼い犬スヌーピーを中心としたキャラクター達が、かわいらしい外見に似合わないシュールな人生観を展開するギャグ漫画である。

数多くの賞を獲得し、またキャラクター商品は到底数え切れないほど発売されている。
1969年、チャーリー・ブラウンとスヌーピーの名前がアポロ10号の指令船と月着陸船の名前に採用された。

1983年、テーマパークとしては初めて、南カリフォルニアのナッツベリーファームがライセンス契約を結び、ピーナッツのキャラクターをメインに据えたアトラクションを設けた。

日本において
日本ではアメリカンコミックスの刊行を行っていた出版社・鶴書房が、1967年に谷川俊太郎による翻訳で単行本を刊行したのが始まりである。
鶴書房(後にツル・コミックス)が倒産した後は角川書店が版権を引き継ぎ、谷川以外にもさくらももこ、鷺沢萠、関根麻里らによる翻訳がある。
また、ジャーナリストの廣淵升彦は、『ピーナッツ』に関する優れた論考を著している。

毎日デイリーニューズは長年デイリー版を連載していたが、現在では休刊している。

近年、産経新聞で『スヌーピーとゆかいな仲間たち』のタイトルで連載されている(それ以前は日曜版が週刊朝日で連載されていたことがある)。
また、朝日ウィークリーには、「Classic PEANUTS」のタイトルで原語版(和訳付き)が掲載されている。

キャラクター商品
日本でも(特にスヌーピーの)人気は高く、『ピーナッツ』のキャラクター商品市場は、日本がアメリカを凌ぎ、世界でも最大とされている。

日本では1968年に、サンリオがライセンスを受けてキャラクター商品の製造・販売を開始したのが『ピーナッツ』のキャラクター商品の始まりである。
それ以前はアメリカ旅行の土産や、キディランドの輸入商品により日本に入ってきていた。
1970年にはファミリアがスヌーピーのぬいぐるみを販売開始。

ユナイテッド・メディア株式会社の岩淵秀俊によると、日本におけるスヌーピー人気は、キャラクター商品と単行本が共に良質な形で日本に入ってきたことが大きいという。

主要キャラクター
チャーリー・ブラウン
主人公。本名はチャールズ・ブラウン。漫画第1回の1950年10月2日から登場。スヌーピーの飼い主。趣味は野球(ポジションはピッチャー)。誕生日は10月30日。特技はビー玉。彼が選手兼任監督を務めている野球チームは負けてばかりだが、皮肉にも彼がプレイに参加しない試合は勝つ(チャーリーが試合に参加して勝ったのは2回だけ)。父親は理髪店を営んでいる。

スヌーピー
チャーリー・ブラウンの飼い犬。活発なビーグル犬である。趣味は変装。世界的に知られるキャラクター。

ウッドストック
スヌーピーの親友の鳥で、タイプライターを駆使して秘書を、スヌーピーが撃墜王になりきっている際には担当整備兵なども務める。しゃべる言葉はペンでひっかいたような点と感嘆符だけだがスヌーピー、スパイクやオラフなどとは意思が通じ合えるようである。スヌーピーの結成した「ビーグル・スカウト」の一員でもある(他のメンバーは、オリビエ、コンラッド、ハリエット、ビル、フレッド、レイモンド、ロイ、ウィルソン。外見はどの鳥もウッドストックとほぼ同じだが、レイモンドのみ体が黒い)。初登場は1967年4月4日だが、当初には決まった名前がなく、ルーシーの付けた「ヌケサク鳥」(鶴書房版では「マヌケ鳥」)で呼ばれていた(名前がウッドストックと判明したのは1970年6月22日)。なお、名前は1969年に開催された同名のイベントにちなんだものである。

サリー・ブラウン
チャーリー・ブラウンの妹。ライナスに夢中で「私のすてきなバブーちゃん」と呼びかけては避けられている(自らのことは「彼のすてきなバブエット」と呼んでいる)。サリーが生まれた話は1959年5月26日に掲載、同年8月23日より漫画に登場する。学校嫌いで、いつも宿題を兄に手伝ってもらうが、何だかんだで成績はそれなりに良い。夏に行われるサマーキャンプも大嫌いである。

ルーシー・ヴァン・ペルト
本名はルシール・ヴァン・ペルト。ライナスとリランの姉。わがままで口うるさい性格で、ライナスに対しては毛布をはじめ煙たがっているが、リランに対しては優しく接している。しかし、リランが成長するにつれて彼の事も徐々に煙たがるようになる。アメリカンフットボールのホルダーを務め、チャーリーが蹴ろうとする瞬間にボールを引っ込めてしまうエピソードは毎年の恒例行事となっている(しかし、チャーリー・ブラウンが退院した際にはしっかりと押さえていたのだが、彼が間違って彼女の腕を蹴ってしまい、骨折させられたこともあった。また、最終話近くでは弟のリランにボールを託したためにボールを蹴られてしまった)。チャーリー・ブラウンの野球チームではライト(稀にセンター)を務めるが、守備がざるでフライを何度も落とす。一度マーシーとトレードされたのだが、ぺパーミント・パティは彼女のあまりの下手さに呆れ、結局元通りになった。基本料金5セント(最高50セントまで上がったことも)のカウンセラーをしており、チャーリー・ブラウン達の悩みを自らの独断と偏見でさらりと解決する。シュローダーが好きだが、受け入れてもらえない。1952年3月3日より漫画に登場する。シュルツの私生活からは、口うるさくて彼の仕事を評価しなかった最初の妻ジョイスをモデルとしているという。スヌーピーにキスされようものなら(間接であっても)「黴菌もらった!消毒して!赤チン持って来て!」と騒ぐ。

ライナス・ヴァン・ペルト
ルーシーの弟でリランの兄。10月生まれ。いつも冷静沈着だが、重い病気にかかってしまった友達をかばい、その子をからかった子に掴みかかるような熱さと優しさも持ち合わせている(『チャーリー・ブラウン なぜなんだい? ~ともだちがおもい病気になったとき~』)。安心毛布が手放せない(心理学用語:ライナスの毛布で有名)。(一時期克服した事はあったが、チャーリー・ブラウン兄妹のお節介(悪気はなかった)で結局元に戻る。)指しゃぶりも止められない。チャーリー・ブラウンの野球チームではセカンドを務める。ハロウィンには「カボチャ大王」が現れると信じている。一時期、眼鏡をかけていた。1952年9月19日より漫画に登場する。

リラン・ヴァン・ペルト
ルーシーとライナスの弟。名前の由来はまた兄弟が生まれることに対してルーシーが「まるで再放送みたい!」と言ったことからライナスが命名したもの。ライナスによく似ているが、オーバーオールを着ていることが多いので見分けることができる。スヌーピーを欲しがっており、彼とよく遊んでいる。チャーリー・ブラウンの野球チームに参加したことがあり、レフトを務めていた。1973年3月26日より漫画に登場する。

シュローダー
ベートーヴェンを敬愛する小さな天才音楽家。おもちゃのピアノで大人顔負けの演奏ができるが、本物のピアノは受け付けない。誕生日は1月18日(1954年の同日の漫画で彼自身が言っている)。チャーリー・ブラウンの野球チームではキャッチャーを務める。1951年5月30日より漫画に登場する。ルーシーに好かれているが、彼自身はその気は全くない。そればかりかルーシーにピアノを何回か壊されている。しかし、ルーシー姉弟が引っ越した際には、もの悲しそうにしていたことも。シュローダーと彼を邪魔するルーシーの関係は、作者シュルツが愛好するクラシック音楽を理解しなかった、最初の妻ジョイスとの関係を反映しているという。

ペパーミント・パティ
本名はパトリシア・ライチャート。母親は亡くなっており、父と二人暮らしである。勉強が苦手で成績はDマイナスが多いが、スポーツは得意で、野球チームも持っている。チャーリー・ブラウンを「チャック」と呼び、思いを寄せている。長い間スヌーピーを人間だと思っていた。1966年8月22日より漫画に登場する。

マーシー
チャーリー・ブラウンのことをチャールズと呼び、ペパーミント・パティ同様彼を慕っている。ペパーミント・パティとは親友で、彼女を「sir」(サーの意、翻訳では『先生』、もしくは一部書籍で『先輩』。但し「sir」は男性に対する敬称なので、ペパーミント・パティ本人は嫌がっている。)と呼ぶ。成績優秀だがスポーツは苦手。完璧な成績を取ることを求める両親に疲れている。怒ると非常に怖い。撃墜王になりきったスヌーピーにフランス娘役で付き合うこともある(なお、『星の王子さま』の原書を読んだことがあるのでフランス語はある程度出来る、という設定になっている。そのためこのシチュエーションでは彼女のセリフは全てフランス語)。漫画への初登場は1968年6月18日(この時は眼鏡に目が描かれている)だが、名前が判明したのは1971年7月20日。

フランクリン
ペパーミント・パティのクラスメート。成績は抜群でチャーリー・ブラウンの良き相談相手。メインキャラクターの中ではただ一人のアフリカ系。ペパーミント・パティの野球チームに所属しており、ポジションはセンター。1968年7月31日より漫画に登場する。

ピッグペン
ホコリ(埃)を引きつける不思議な力を持つ。心のホコリ(誇り)も高い。なおピッグペンは本名ではない(本来は「豚小屋」の意)。家で体を綺麗にしても、一歩外に出ると汚れてしまい、土ボコリが飛び跳ねている。映画館に行った時最前列に座ると、ホコリだらけでスクリーンを見えなくしてしまい、映画が中止になったこともある。父親は「ピッグペン1世」と呼ばれていたらしい。1954年7月13日より漫画に登場する。

抜粋:http://ul.lc/501p(wikipedia)より

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