新垣氏 佐村河内氏には「感謝」していると語る

NO IMAGE

ゴーストライターをしていたことを公表した2月6日の会見後、初めて取材に応じ、真実を公表するに至った経緯を語った。
ゴーストライターをしていたことを公表した2月6日の会見後、初めて取材に応じ、真実を公表するに至った経緯を語った。

佐村河内守氏(50)の楽曲を代作し、20年近く務めた桐朋学園大学の非常勤講師を先月28日付で退任した作曲家の新垣隆氏(43)が、ゴーストライターをしていたことを公表した2月6日の会見後、初めて取材に応じ、真実を公表するに至った経緯を語った。
2月の記者会見の時とは打って変わって柔和な表情の新垣氏は、18年前に初めて出会った時からの経緯などを話した。

佐村河内氏の名前で作曲したことで、自身の名前ではありえなかった圧倒的支持を受けたこと。さらに、佐村河内氏が新垣氏の作った曲を「実際に聞こえていたかどうかはともかく、真剣に聴いてくれて『いいですね』と言ってくれた。そのやりとりが重要だった」と語り、その意味では佐村河内氏に「感謝ですね」と明かした。

また、作曲するためには、あるところまでは佐村河内氏が作った指示書が必要、長編小説のプロットを作るきっかけというのが必要であると語り、2月の記者会見で「共犯」と語った意味を説明した。

だが、自身が作曲した曲が評判になったことで佐村河内氏がテレビなどへの露出が増えたことで「これは参ったな。これ以上世間に出てしまうと、本当のこととまったく違う。フィクションになってしまう」と危機感を覚えた。また、佐村河内氏の自伝を読んだことで「これ以上、今のことを続けるのは危険であると『直感』いたしました。活動を1度打ち切るのが賢明と思われます」とコンビ解消を訴えたという。

その訴えは受け入れてもらえなかったが、「ヴァイオリンのためのソナチネ」を作曲した義手のバイオリニスト「みっくん」の両親から、佐村河内氏の意見で板挟みになっている進路の相談などを受けた時に「音楽を愛するこどもたちを、これ以上傷つけるわけにはいかない」と真実を打ち明け、その後記者会見を行うに至ったという。

現在は、以前から続けていたという伴奏の仕事や編曲などで生計を立てているという新垣氏。迷惑をかけた人々に謝罪の旅も行っている。「皆さんに対して申し訳ないことをしたが、応援してくださる人がいるので、その人たちに対して少しでも音楽を続けているということを伝えたい」とインタビューを受けた理由を語っている。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140413-00000126-spnannex-ent

色々と裏切ってくれたこの2人。新垣氏には同情する声も高い。昔からゴーストライターはたくさん居るし、契約形態の違いで良い悪いが分けられている。才能はあるが、名声に嫌われた人が多いのも事実。元々共作にしていれば問題はなかったのだが、欲が出るとこういう悲しい事件となってしまう。今回の場合、佐村河内氏の欲と嘘が招いた悲劇となってしまった。しかし、佐村河内氏だけが悪いわけではなく、当初正式な契約を交わさなかった新垣氏にも非があることをわすれてはならない。でも、実際は業界自体に問題が有るんだけどね^^;
話は変わるが今日は アノニマスが韓国政府にサイバー攻撃予告 の日であるが、どうなるのだろうか?

【関連商品】
Flute Classical / 見えない笛: 遠藤剛史(Fl) 新垣隆(P) 国内盤 〔CD〕
コロムビア・マーケティング 火の鳥/東京佼成ウインド・オーケストラ・ライヴ 2012/12/1

音楽・楽器カテゴリの最新記事

Verified by MonsterInsights