【今日の歴史】1940年10月15日の事

【今日の歴史】1940年10月15日の事
第1次大戦末期、トメニア国の兵士として戦線に出ていたユダヤ人の床屋チャーリー(チャールズ チャップリン)は、戦傷により記憶を失ってしまう。
第1次大戦末期、トメニア国の兵士として戦線に出ていたユダヤ人の床屋チャーリー(チャールズ チャップリン)は、戦傷により記憶を失ってしまう。

映画『チャップリンの独裁者』が初公開

『独裁者』または『チャップリンの独裁者』(原題:The Great Dictator)は、1940年に公開したアメリカ映画で、チャールズ・チャップリンが監督・製作・脚本・主演を務めた。

概要
チャップリンがアドルフ・ヒトラーの独裁政治を批判した作品で、ヒトラーとナチズムに対して非常に大胆に非難と風刺をしつつ、ヨーロッパにおけるユダヤ人の苦況をコミカルながらも生々しく描いている。

1940年10月15日にアメリカ合衆国で初公開されたが、当時のアメリカはナチの戦争とはまだ無縁であり平和を享受していた為、この映画はそんなアメリカの世相からかけ離れた内容だった。

またこの作品は、チャップリン映画初の完全トーキー作品として有名であり、さらにチャップリンの作品の中で最も商業的に成功した作品として映画史に記録されている。

アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、助演男優賞(ジャック・オーキー)脚本賞、作曲賞(メレディス・ウィルソン)にノミネートされ、ニューヨーク映画批評家協会賞では主演男優賞を受賞した。
また、1997年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。

初公開当時ナチス・ドイツと友好関係にあった日本では公開されず、日本初公開はサンフランシスコ講和条約締結から8年後の1960年であった。
しかし、日本でもヒットし興業収入は1億6800万円を記録、この年の興業収入第4位となった。

ランキング
2000年:「コメディ映画ベスト100」(AFI発表)第37位

2008年:「史上最高の映画100本」(仏『カイエ・デュ・シネマ』誌発表)第24位

以下は日本でのランキング
1988年:「大アンケートによる洋画ベスト150」(文藝春秋発表)第24位

1995年:「オールタイムベストテン・世界映画編」(キネマ旬報発表)第18位

1999年:「映画人が選ぶオールタイムベスト・外国映画編(キネ旬創刊80周年記念)」(キネ旬発表)第28位

冒頭のあらすじ
映画は第一次世界大戦における戦場の場面から始まる。
チャップリンは、架空の国トメニアの陸軍重砲部隊に所属する無名の二等兵(以下、役名を「床屋のチャーリー」とする)として登場する。
前線で味方とはぐれた床屋のチャーリーは負傷した士官のシュルツを救出するとともに、シュルツが所持している重要書類を本国に届けるべく飛行機で飛び立つが、二人の乗った飛行機は燃料切れにより墜落してしまう。
墜落を生き延びた二人は友軍に重要書類を届けようとするも、トメニアがすでに降伏していたことを知り大いに悲しむ。

床屋のチャーリーは墜落のショックで記憶を失い、以後の20年を病院で過ごすことになる。
この20年の間にトメニアは政変が起こり、アデノイド・ヒンケル(チャップリン:一人二役。なお、床屋のチャーリーと顔が似ているのは「偶然」である)が独裁者として君臨し、内務大臣兼宣伝大臣ガービッチ(ヘンリー・ダニエル)と戦争大臣ヘリング元帥(ビリー・ギルバート)の補佐を受けつつ、自由と民主主義を否定し、国中のユダヤ人を迫害した。

床屋のチャーリーは病院を抜け出し、ゲットーにある自宅に戻ってくる。
しかし、本人は20年の時間の経過を理解しておらず、ほこりが積もった理髪店のありさまに呆然とする。
この後、大変なこととなる。

抜粋:http://ul.lc/52ks(wikipedia)より

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