坂本龍一さんが中咽頭がん 「必ず治して戻ってまいります」

坂本龍一さんが中咽頭がん 「必ず治して戻ってまいります」

 

坂本龍一氏
坂本龍一氏

音楽家の坂本龍一さん(62)が中咽頭がんと診断され、治療に専念すると、所属事務所などが10日、発表した。
関係者によると、坂本さんはのどに違和感を覚え、精密検査を受けたところ、中咽頭がんと判明した。米ニューヨークで治療する方針で、がんのステージや治療方法は非公表。
坂本さんは年内のスケジュールはキャンセルする。19日から始まる「札幌国際芸術祭2014」のゲストディレクターに就任していたが、同芸術祭のコンサートには出演しない。

坂本さんは「多大なご迷惑をおかけしますが、自分の体あっての仕事ですから、苦渋の選択をせざるをえませんでした。必ずきちんと治して戻ってまいります。しばらくの間、静かに見守っていただけたら幸甚です」とコメントした。

参考:http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140710/ent14071012190004-n1.htm

中咽頭がんとは

頭頸部断面図
頭頸部断面図

中咽頭には、発生する組織や細胞の由来によって、いくつかの種類(組織型)がみられ、粘膜上皮から発生する扁平上皮がんのほか、悪性リンパ腫、粘膜下に存在する付属腺から発生する腺がんなどがあります。中咽頭がんでは扁平上皮がんが最も高頻度です。

中咽頭がんの初期症状は、食物をのみ込むときの違和感、しみる感じなどです。やがてのどの痛みやのみ込みにくさ、しゃべりにくさなどが少しずつ強くなり、さらに進行すると耐えられない痛み、出血、開口障害、嚥下障害、呼吸困難など生命に危険を及ぼす症状が出現してきます。

時には、がんそのものによる症状がほとんどなく、頸部へ転移したリンパ節の腫(は)れだけが唯一の初発症状となることもあり、注意が必要です。

中咽頭は口を開けて見えるところが多いのですが、舌根は直接見えないところにあり、指でも触れにくい部位です。そのため舌根がんを早期発見するために、食べ物をのみ込む時に違和感やしみる感じがある場合には、早めに耳鼻咽喉科もしくは頭頸科を受診してのどの奥を診てもらうことが大切です。これは他の頭頸部がんにも共通して大切なことです。

ただし、のどは非常に敏感な部位ですから、異常がなくても違和感を覚えることがよくあります。診察で異常がないといわれたら、あまり神経質にならないようにしましょう。

また、頸部のリンパ節が腫れてきた場合、がん(特に頭頸部がん)の転移の可能性もありますので、中咽頭がんをはじめとする頭頸部がんができていないか、耳鼻咽喉科(頭頸科)で精査してもらうことも大切です。

 グラフィコ 吉本芸人がオススメする【ダイエットサプリ】
1回30円のお得サイズが今だけ【送料無料 プレゼント付!】

科学・医学カテゴリの最新記事

Verified by MonsterInsights