【オオカミ】見つめてコミュニケーション取っている可能性!

【オオカミ】見つめてコミュニケーション取っている可能性!

 

視線を使ってコミュニケーションを取っている可能性が高い
視線を使ってコミュニケーションを取っている可能性が高い

オオカミってイヌ科の中でもかなり臆病な性格なんだよね~。
だから、野犬みたいに人を襲うってことは滅多にないらしい。野生の動物って基本的にこちら側が何かしない限りほとんど攻撃してこない。ツキノワグマとか一部攻撃的なは除く。
でも、最近では人間の森林伐採や、環境破壊によって食べるものに困って人里に降りてくることもある。
これで襲われたとして結局誰のせい?

イヌ科の動物について仲間を見つめる時間の長さなどについて調べたところ、群れで行動するオオカミは他の動物よりも、視線を使ってコミュニケーションを取っている可能性が高いことが、京都大野生動物研究センター(京都市左京区)の幸島司郎センター長らの研究でわかった。12日(日本時間)の米科学誌「プロスワン」で発表した。

幸島センター長らの研究チームはまず、イヌ科の動物25種類について、目のふちどり、瞳、瞳孔の白黒の濃淡について比較。濃淡の差がはっきりしている順に、Aタイプ(オオカミなど)▽Bタイプ(フェネックなど)▽Cタイプ(ヤブイヌなど)の3種類に分類した。白と黒のコントラストが際立っているほど、仲間に視線がわかりやすいとみられる。Aタイプ群れで協力して狩りをする種類が多いのに対し、BやCは単独ペアで生活する種類が比較的多かった。

さらに仲間をじっと見つめる凝視行動の長さを調べたところ、Aのオオカミは平均3.3秒Bのフェネックは平均2.0秒Cのヤブイヌは1.4秒で、オオカミは最大38秒見つめていた。

研究チームは「視線がわかりやすい動物ほど、仲間との視線を使ったコミュニケーションに関係している可能性が高い」と分析。さらに「オオカミが家畜化されてイヌになり人間と暮らしていく過程で、オオカミから受け継いだコミュニケーション能力が役立ったのではないかとも考えられる」としている。

参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140612-00000031-mai-soci

 

科学・医学カテゴリの最新記事

Verified by MonsterInsights