コストパフォーマンスの良いイヤフォン【4000円以下】

コストパフォーマンスの良いイヤフォン【4000円以下】

今回は1000円以下のイヤフォンや、ニューアップルカナルを使っている人以外の方は下記のものに変えると、音楽感が変わるかもしれませんよ?というものです。因みにこの記事は4000円以下のリーズナブルでパフォーマンスの良い物に限定して記述しています。
まず、理解して欲しいのは自分の聞く音楽によってイヤフォンを選ぶこと。では、カナル型とインナーイヤー型イヤフォンの紹介をしたいと思います。 イヤフォンの内部構造(ドライバ・ユニット)には、大きく分けてダイナミック型、バランスド・アーマチュア型、ハイブリット型、静電型、クリスタル型、コンデンサ型があります。 後者の4つは最近あまり使われていない(使われていても高価だったりします)ので今回は省きます。

そして、形状としてはインナーイヤー型、カナル型、オーバーヘッド型、ネックバンド型、耳かけ型があります。今回はカナル型、インナーイヤー型について書いていきます。

すでに、わからない・他の形式が知りたいという人がいると思いますので、詳しくはヘッドフォンWIKI を参考にしていただきたいと思います。

なぜならば、今回はコストパフォーマンスの良いイヤフォンの紹介をしたいからです。 また、少しでも良い音で音楽を楽しんで欲しいからです。
ではまず、ダイナミック型です。 専門的な事を書き始めると、膨大な量になるのでできるだけ簡潔にしたいと思います。 これは普段皆さんが使っているダイナミックスピーカーと同じ構造をしています。 歴史も古く、メーカーではどこをどういじればどういう音を出せるかも研究しつくされています。 なので、メーカーに依って音質の差は激しく好みの問題となってくることが多い構造です。 構造としては、簡単に言えば磁石とコイルによって力場を発生させ、振動板を振動させて音にします。 比較的安価なパーツを使えるので、価格自体もあまり高くありませんが、パーツの質が高くなるとやはり高価な物も有ります。低音の再現力が高いのも特徴です。

次に、バランスド・アーマチュア型(略してBA型とも言います)です。 これを説明するにはまず、マグネチック型の説明をしなければなりません。 マグネチック型とは、磁石に付けたコイルに電気を流して電流量を調節して磁石の磁力を変化させて振動板である薄い鉄の板を振動させて音にするものです。これの発展型がバランスド・アーマチュア型(以下BA型とします)と言われるものです(BA型自体は歴史もまだ浅いです)が、違う所が一つだけ有ります。マグネチック型は薄い鉄の板を直接振動させて音にしていましたが、BA型は薄い鉄の板の振動をドライブロッド(細い棒)で拾い振動板に伝えて音にするというものです。補聴器に使われていた物を応用したことも有り、小型化し易く、忠実に音を再現してくれます(音の分解能はピカイチです)が低音が若干弱い事と高価なことです。中には低・中・高音域にドライバユニットを1つずつ割り振った超高価格な物も有ります。
ちなみに、ハイブリッド型とはダイナミックで低音をBAで中・高音を出力するために2つを組み合わせたものです。
すごくわかりやすい構造図がオーディオテクニカさんのHPにあるのでアドレスを載せておきます。 これを見れば上記の説明が一発でわかると思います。(力不足ですみません。。。)

ドライバユニット
http://www.audio-technica.co.jp/atj/html/hp/whatis/04.html

オーディオテクニカさんHP 

長ったらしい説明ばかりが続きましたが、いよいよ本題です。 音漏れが気になる方はオープン型(外に漏れるシャカシャカいう音)は止めて、カナル型の様な密閉型(外に音がもれない)をススメします。 ただ、両方一長一短があるのは理解しておきましょう。 簡単に言うと、オープン型は音の通りが良い。密閉型は音がこもる。 本当に簡単に書いちゃいましたw

まずオープン型候補(大体ダイナミック型になります) ゼンハイザー インイヤー型ヘッドホン MX271 ダイナミック型のインナーイヤーのイヤホンのエントリーモデルとなります。 得意ジャンルは:ロック・ポップス・ジャズかな。 格安ですが、ダイナミック型を最初に創ったゼンハイザーだけあって、そこそこいい音です。
ゼンハイザー インイヤー型ヘッドホン MX375 上記のものよりマイルドな音となっていて、分解能もこの価格帯のオープン型ではかなりクオリティーが高いと思います。得意ジャンルは特になくオールジャンルでいい音を鳴らせてくれます。
次に、カナル型のダイナミック型イヤフォンです。 フィリップス ヘッドフォン インイヤーカナル式 SHE9711 これは、カラーバリエーションも豊富でレッド・ブルー・ホワイト・ブラックとあります。 肝心な音質ですが、カナル密閉型としてはかなりいい音で鳴ってくれます。この価格帯でハイエンドに迫る音とTVでも取り上げられたことが有るほどです。深みのある低音域とクリアな高音域が特徴です。 ジャンルとしては、MX375と同様オールジャンルいけます。因みにこの1つ上位モデルは倍くらいの値段がしますw 最後に紹介するのは、イチオシのバランスド・アーマチュア型カナルイヤフォンです。 SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ブラック XBA-C10/B BA型としては、破格の価格でしかも本当に忠実に音を再現してくれます。音の分解能は上記のどれにも引けをとらないかそれ以上です。さすがBAとしか言いようがありません。このタイプは使えば使うほど、音が馴染んでいき低音も出てきてくれるようになります(これをエイジングといいます)。女性ボーカルやイコライザーで少し低音を出してやれば、圧倒されるほどの音を出してくれます。これもカラーバリエーションが豊富で、ブラック・ホワイト・グリーン・レッドがあります。
あなたの音楽ライフにこの記事が少しでも役立ってくれることを祈っています。
ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-C10(B) ブラック

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-C10(B)

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