【エボラ出血熱】予防対策チームの7人殺害される!

【エボラ出血熱】予防対策チームの7人殺害される!
地元の衛生保健当局職員やジャーナリストらの遺体は、同国南西部の村ウォメ(Wome)にある小学校の浄化槽で見つかった。
地元の衛生保健当局職員やジャーナリストらの遺体は、同国南西部の村ウォメ(Wome)にある小学校の浄化槽で見つかった。

久しぶりに情報が入ってきたと思えば…。悲しい知らせ。
どこかで暴動がおこることは予測はできたが、国内完全閉鎖措置が取られてからだと思っていた。
しかし、国民の不満爆発は意外に早かった。
動物というものは普段は自分のテリトリーからあまり出ないものなのだが、制限されると心理的ストレスがたまるものである。これが過度な状態となると、些細な事で諍いになったりする。大規模暴動が起これば、国内に止めておくことは不可能だろう。
ここからは、国民の心理的なケアをしながらの医療活動を余儀なくされる。
それはとても難しく大変な労力を必要とする物になる。
また、オバマ米大統領は16日、南部ジョージア州アトランタの疾病対策センターで演説し、西アフリカでのエボラ出血熱の流行封じ込めに向けた米軍主導の大規模支援策を発表した。
流行拡大を今すぐ止めなければ「数十万人が感染する事態に直面する恐れもある」と強調。国際社会には直ちに行動する責任があると訴えた。
この記事からもエボラ出血熱の感染拡大がこれ以上広がれば危険だと警告しているようにも読み取れる。
これを取り越し苦労な考えとしたいが、今の危機的状況を考えると楽観視はできないだろう。

エボラ出血熱が流行している西アフリカ・ギニアの村で、予防対策を周知するため政府が派遣した保健当局職員ら7人が、怒った住民たちに殺害され遺体で発見された。

ギニア政府の18日の発表によると、地元の衛生保健当局職員やジャーナリストらの遺体は、同国南西部の村ウォメ(Wome)にある小学校の浄化槽で見つかった。一行はエボラ出血熱の感染予防に関する訪問教育のため、16日に現地入りしたが、村人たちから石を投げ付けられた後、行方が分からなくなっていた。

地元警察によれば、16日の暴動では少なくとも21人が負傷している。暴動に発展したきっかけは現在のところ不明だが、エボラ出血熱の流行で村民たちの間には恐怖と妄想が広がっており、政府や国際機関は信用できないと感じているという。

ギニアでは多くの人が、エボラ出血熱の流行は意図的なものだとか、アフリカ人を医療機関に集めて血液を採取したり臓器を摘出したりするための方策だといった陰謀論を信じており、国内外の医療関係者はその一味だとみなされている。

リチャード・ハバ(Richard Haba)警部補は18日、AFPの取材に対し「知事に率いられた訪問団は、村人たちに石や棒で襲撃された」と語った。人々は、「エボラ熱は白人が黒人を殺すために生み出したものだと信じており、(訪問団が)村人を殺しに来たと思った」のだという。

今年初めにギニアで発生したエボラ出血熱では、同国だけでこれまでに600人が死亡した。西アフリカ4か国の死者は計2600人以上に達している。

ギニアでは8月にもンゼレコレ(Nzerekore)で、市場を訪問した消毒チームが商売をしていた業者らに告知せずに消毒剤を散布したことから暴動が発生し、機動隊と地元住民が衝突、少なくとも55人が負傷する事件が起きている。

参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140919-00000039-jij_afp-int





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